00'燕岳(つばくろだけ)

 

 夏の激しい混雑と天候の不安定を避けるということで、最近あまり目立った山登りはしていませんでしたが、9月15日(金)に休日を利用して長野県の燕岳(2,763m)へ一泊で登ってきました。
 午前10時を過ぎても雲海がしっかりしていて、天候の安定した絶好の登山日よりでした。
 前日の夜9時に富山の自宅を出発。神岡を経由して安房トンネルを走り、中房温泉手前200m程にある無料駐車場に深夜1時に到着しました。
 安房峠までの道は比較的整備されていたのですが、長野県側に入ると一変。道幅は狭いし、きついコーナーであってもコーナーミラーはないし、道は荒れているし、疲れました。

 その無料駐車場は川を挟んで2箇所あり、深夜20分おき程度に1台、また1台と車が入ってきていました。
 写真は朝6時半でのもので、この時は混んでいませんが、帰りはキチキチの満車でした。
 中房温泉手前の売店(高度1500m)で登山届を提出して6時半に登山を開始。
合戦尾根で高度を稼ぎ、写真は燕岳とほぼ中間地点にある合戦小屋に到着したものです。
 名前の由来はその昔、桓武天皇の時代に鬼と坂上田村麻呂がここで合戦を繰り広げ、鬼を退治したところからきています。
 合戦尾根は日本三大急登の一つですが、登山道は全体を通してかなり整っている方に入り、とても歩きやすかったです。
 合戦小屋を越えてしばらくすると、直線で約4km先にある槍ガ岳が見えてきます。
 槍ガ岳の発する独特の魅力はたまりません。
 登山を開始して約3時間半の10時に燕山荘(えんざんそう)到着。
 燕山荘前の広場は登山者で随分と賑わっていました。
 ここからは北アルプス南部・白馬・赤城山・南アルプス、富士山を見渡す大展望を楽しむことができます。
 写真は燕山荘前の広場から見た燕岳頂上です。
 燕山荘から約30分で燕岳山頂に到着。
写真は山頂付近から見た燕山荘です。
 3分の2程度の人は燕山荘に荷物を置いて頂上を往復していました。
 燕岳頂上から富山湾方向を眺めた写真で、北燕岳の向こうに立山連峰・剣岳が見えます。
 「剣はこの角度から見ると普通の山だな。」とみんなは口々に言っていて、富山県人としてはちょっとがっくりといったところです。 

 12時前に燕山荘から下山を開始して2時に麓の中房温泉に到着しました。
 中房温泉は秘湯といった雰囲気の温泉なのですが、登山者に限り入浴のみということで温泉につかることができます。
 料金は750円。登山でかいた汗を洗い流し、帰りは白馬経由で北陸自動車道に乗り帰りました。

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