02'池ノ谷左俣(剣尾根R2偵察)

 


 8月17・18日と二人/一泊で池ノ谷左俣から剣尾根R2を経由して剣尾根ドームを目指しました。が、今だR2には氷と化した雪渓に覆われていたのでドームは諦めました。
 池ノ谷左俣上部は現時点で剣尾根ドームの裾付近で雪渓がイヤな感じで切れだしています。

 小窓尾根に取り付き乗越して池ノ谷に下ります。
 池ノ谷下部の富高岩屋付近の雪渓は消えていて水の確保が可能。
 しばらく上がると通れますが早月尾根側からけっこうな量の砂なだれが来ていました。これは今年7月あたりに発生したようで、写真は上流から下流を見たもの。
 二俣から少し上がり50mほどの区間雪渓が切れている場所を右岸側から通過します。
 事情があって (^_^;) 出発が遅れたせいでこの日はドームすぐ横の大岩の縁でテントを張り寝ました。
 池ノ谷は落石はそんなに多くはありませんが、それでも夜中落石の音が暗闇の深い谷に響き渡り、なかなかの経験でした。こんな場所で地震がきたら大変です。
 翌日、朝から剣尾根R2を目指します。
 写真は剣尾根上部と山岳会O氏のニコニコショット。
 中央のルンゼが剣尾根の上部と下部を分けているR2です。
 R2はこの時期まだ硬そうな雪渓がびっしりだったのでここを終了点としました。
 R2から戻ってお世話になったテントをしまいます。
 上を見上げると門の後ろ姿(多分)が見られました。写真中央より少し右側。
 一箇所下りの雪渓で両側からシュルンドがかなり広く口を開けていたので念のためザイルで確保して下り、その後は快調に下りました。

 写真は今年春残雪を利用して登ったR10。R10はコルEに突き上げています。コルEの左側(ドーム側)がV峰、右側(二俣側)がW峰。
 残雪を利用すれば1時間もかからずコルEに達して剱岳頂上・池ノ谷右俣を一望できるのですが、こうして雪のない時に見るとけっこうガレています。
 

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